【永久保存版】盛岡バスセンター完全まとめ!56年間市民とともに歩んだ盛岡市最大ターミナル

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盛岡バスセンター営業終了、解体へ。ありがとう!そして、おつかれさま

盛岡市民にとって、あって当たり前の場所だった盛岡バスセンター。
56年にわたって見守り続けてくれたあの場所は、もうそこにはありません。
2016年9月30日に営業が終わり、10月には解体工事がはじまりした。

盛岡に生まれ育った人は、盛岡バスセンターの営業終了と解体工事開始の事実を耳にし、または実際の工事現場を見た人は、何を感じたのでしょうか?小さい頃の思い出を懐かしんだり、学生時代の青春を思い出したりとたくさんの想いが溢れています。

盛岡バスセンターは盛岡にとって空気のようなものだった…

 

“盛岡バスセンターお疲れ様でした。”

“盛岡バスセンター 今までありがとう!
だいすきでした😭💞💨”

“昭和の空気が色濃く残る盛岡バスセンターのターミナルビルは本日で営業が終了、年内の解体が決まっております。数日前に訪れましたがすでにテナントのほとんどが移転・閉店済みでした。”

“盛岡バスセンター、今日で営業終了だったのか。
待合室、窓口…昭和の香りがするあの雰囲気好きだったなぁ”

“そういえば盛岡バスセンターは今日が最後だったのか。写真を撮りに行こうと思いつつ結局行けずじまい。
まあいいさ、心のなかに、昔の風景で残ってるから。”

“盛岡バスセンター今までありがとうございました😂💗
雨の日や雪の日にお世話になりました!!!!”

“盛岡バスセンターは今日で営業終了。最後に見に行けてよかったよ。”

“さよなら盛岡バスセンター(2度しか行けなかった) “

“今日で盛岡バスセンター終了か、一度だけだけどあの雰囲気味わえて良かった。子供の頃の広島バスセンター思い出すいい場所だったのに個人的には寂しい。おつかれさまでした。”

“先程22時10分 桜台団地行きの最終便が出発し盛岡バスセンター 56年間の歴史に幕を閉じました”

“本日で営業終了となった盛岡バスセンター。
通学で毎日利用していたし、塾をサボってバスセンターで暇潰ししたり、大学で仙台に行くバスもここから…。
色々と思い入れのある場所です。
学生時代からボロいなぁと思っていたけど、昭和レトロを感じられる、日常生活での非日常な空間でした。”

“盛岡バスセンターで、蛍の光が流れていた。

初めてこの街に来た時は「なんでこんなボロい建物残してるんだ」と思ったものだけど、近くに住んで、毎日この建物の前を通って生活をしてみると、この建物が無くなってしまうことは、なんだか切なく感じる。

お疲れ様だね!”

“昭和レトロな盛岡バスセンター、この雰囲気大好きでした。お疲れ様。”

“長い間ありがとう、盛岡バスセンター。”

“今日が盛岡バスセンター営業最後だったのか。最寄りだったから実際使ってたし死んだばあちゃんが30年間働いていたそうで母にとっては本当に思い出の場所だから悲しいのう”

“工事が始まった盛岡バスセンターの様子を見てきました。目立った工事はまだ行われていませんでしたが、南側のバスの入り口は完全に壁で覆われていました。”

“盛岡バスセンターどうなっているのか気になって見に来たら、解体の足場が架かってた😢 “

“盛岡バスセンターの解体工事の様子。
これを見ているとシティ青山の解体を思い出す。”

“メモ)盛岡バスセンターのあの文字は取り外されていた。保存かな?”

“さらば盛岡バスセンター”

“盛岡バスセンター解体中❗️
盛岡のステキな建物がまた一つ消えてしまいますね!
寂しい気がします!”

“盛岡バスセンターもとうとうこんな姿になってしまって寂しい限りです。”

盛岡バスセンターとは?

盛岡市民にこれほどまでに、愛されていた盛岡バスセンターとはどのような場所だったのか。

まるで田舎のおばあちゃんの家にいったような雰囲気

昭和にタイムスリップしたかのような趣ある雰囲気。
レトロやオシャレという言葉だけでは片付けることができないそんな場所なんです。
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穏やかな気持ちになれる場所

まるで、盛岡バスセンターは時がゆっくり流れているようでした。
穏やかな雰囲気に包まれています。

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たくさんの人をつなげ見守ってきた地面

時代と時代、人と人、歴史と文化を物語る盛岡バスセンターの地面。
古いくさいと言う人も中にはいるのかもしれません。しかし、これを暖かみがあると感じる人もたくさんいるんです。
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洗練されたロゴ(ワードマーク)が素晴らしい!

盛岡バスセンターは、ロゴ(ワードマーク)が洗練されていることでも有名です。

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作者は今となっては、まったくわかならいとのこと。残念です。

この洗練されたロゴ(ワードマーク)は、細めのセリフ体のフォントがベースになっています。
盛岡バスセンターが開業したのが、1960年(昭和40年)。その当時に、このロゴタイプが作られていることを考えると本当に驚くばかりですね。最近では、細めの欧文フォントはオシャレ感を出すためによく使われています。しかし、昭和40年は、今のようにMacbookもAdobe illustratorも存在しない時代です。それを考えてもどれだけ先進的で洗練されたデザインであるかということです。

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引用元:盛岡バスセンターから考える会発表資料

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引用元:盛岡バスセンターから考える会発表資料

盛岡バスセンターの沿革

  • 1959年(昭和39年):地元商店街、盛岡市、バス会社が出資して、株式会社盛岡バスセンターを設立
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    開業後の1階待合室
    引用元:盛岡バスセンターから考える会発表資料

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    2階食堂
    引用元:盛岡バスセンターから考える会発表資料

    この5年後、1964年に東京オリンピックという時代。まさに、終戦後ようやく新しい基盤が整い始めるタイミング。時と同じくして、東北本線複線化、電車特急やまびこ、グランドホテル開業などがありました。

  • 実は、バスセンターの設置場所を「肴町」と「大通」どっちにするのか対立が起きていた!
    バスターミナルができれば、集客面で有利になる。商店街としては、自分のところに設置したいところです。そんなさなか、「肴町商店街(ホットライン肴町)」と「大通り商店街」の間で、設置場所の奪い合いが発生していたとのこと。盛岡市は、学識経験者などを集めバスターミナル建設促進委員会で審議し、現在の中ノ橋通に決定。
    「肴町商店街」の近くに設置されることに。

 

  • 1960年(昭和40年):営業開始
    4月に自動車ターミナル法が適用された第1号の盛岡市最大のバスターミナル施設として営業開始。バスセンター内は、食堂・喫茶店・理髪店・中華料理店など様々なお店でにぎわった。また、屋上には植物園や遊園地があり、まるで楽しさをたくさん詰め込んだビックリ箱のようだった!
  • 2016年3月:老朽化のため、現行の建築基準法の耐震基準を満たさないとして営業終了と解体の方針が発表
  • 2016年9月30日:盛岡バスセンター営業終了
  • 2016年10月:解体工事へ

 

盛岡バスセンターの基本情報(営業当時のもの)

  • 住所:〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目9−2
  • 1階:バス乗り場、受付窓口(定期券や乗車券、バスカードが買えた)、自動券売機、南部そばのお店、フジワラショップ、南部金だこ、吉田時計店、待合室、岩手県北バスの事務所があった。
  • 2階:昔はテナントが入っていたようですが、最近では立ち入りは禁止だった。
  • 3階:岩手県バス協会が入っていた。
  • 255本のバスが発着していた。通過は、1000台にも達していた。盛岡バスセンターは、最大ピークを想定してつくられていた。また、スイッチバックは、コンパクトで利用者には移動時間が短く便利だった。

バスセンターを残したい!市民の声(盛岡バスセンターから考える会とは)

盛岡バスセンターは大切な財産、盛岡バスセンターという物語を継承するべき!

市民からは、「盛岡バスセンターは残したい」という強い要望があった。
解体するのではなく盛岡バスセンターを盛岡の財産として保存・再利用を目指して、ワークショップの開催・盛岡市への要望書・公開質問状の提出など積極的な取り組みをしてきた「盛岡バスセンターから考える会」

市民の有志が、立ち上げた任意団体です。

盛岡の街のこと、街のありかた、未来を見据えて盛岡のことを本気で考えている人がいるんです。
実際に思うことや感じることがあっても実際に行動に移すとなると勇気も労力も必要です。そんなエネルギーを持った人がたくさんいる街。盛岡の誇れるところなんじゃないかと思います。

〜公式Facebookページ〜
盛岡バスセンターから考える会

盛岡バスセンターから考える会のあゆみ・活動まとめ

  • 平成28年6月6日:発足
    文化地層研究会にて、盛岡バスセンターの施設保存を目指し「(仮称)盛岡バスセンターを考える会」を発足

 

  • 平成28年6月13日:考える会第1回 (数名の盛岡市議会議員を含む約35名参加)
    「考える会から」は、盛岡バスセンターの歴史的・建築的価値説明と新しい施設運営方式の提案。参加者からは、施設改築により新築同様に使えることへの驚きや、バスセンター施設保存への期待するなどの意見が出された。

 

  • 平成28年6月14日 :盛岡市長へ「要望書」、盛岡市議会へ「陳情書」提出
    盛岡バスセンター施設解体という結論を出さず
    1)施設ををふくめ取得すること
    2)技術的検討後の結論付け
    3)市民との話し合いの場
    1〜3を要望する。

 

  • 平成28年6月20日 :考える会第2回〜市民ワークショップ開催 (数名の盛岡市議会議員を含む約25名参加)〜
    Aテーマ→盛岡らしさや歴史的・観光的価値について
    Bテーマ→盛岡市のグランドデザインと河南地区と融合する交通拠点について
    Cテーマ→交通計画と市民のライフスタイルについて
    Dテーマ→リノベーションによる新しい価値と提案したい機能について
    A〜Dのテーマについて討議が行なわれた。

 

  • 平成28年7月3日 :考える会第3回〜緊急市民フォーラム「【盛岡バスセンター】解体ちょっと待って」 (数名の盛岡市議会議員、県議会議員を含む約30名参加)〜
    全国街並保存連名理事長、千葉大学名誉教授の福川裕一先生より講演。歴史的建造物価値とその保存活用事例と保存の重要性と、盛岡バスセンター施設保存が地域再生に重要な役割を持つことなどが議論された。

 

  • 平成28年7月23日:考える会第4回〜市民フォーラム最終提言、盛岡市議会を動かす(盛岡市議会議員を含む約25名参加)〜
    「考える会」からは、新しい盛岡バスセンターの改修イメージの提案、まちづくり会社について提案。盛岡バスセンター施設保存を実現させるために、盛岡市や市議会にどの様に働きかけしたらよいかなどが話し合われた。

 

  • 平成28年7月30日:考える会第5回〜市民フォーラム:みんなが考えるバスセンターの価値(盛岡市議会議員を含む約15名参加)〜
    盛岡バスセンターが持つ価値をどう伝えていくか活発な議論が交わされ、バスセンターの想い出写真集作りや、盛岡バスセンターが持つ「待合い」以上の機能、各時代の建物がそろっている盛岡の良さなどについて議論。

 

  • 平成28年8月8日: 株式会社盛岡バスセンターへ「質問状」送付
    1)施設について既に交渉している特定の相手の有無について
    2)建物ごと購入の正式な交渉が可能かどうか
    3)盛岡バスセンター建物の保存改修判断を目的とする詳細調査の申し入れが可能かどうか
    1〜3について質問。

 

  • 平成28年8月10日:考える会第6回〜市民フォーラム:盛岡バスセンターの未来を語る(盛岡市議会議員を含む約15名参加)〜
    バスセンターが無くなってしまう危機感や、数年間の仮設待合室状態によるバスセンター離れとなる危機感、古いものへの価値観の世代間格差、河南地区として紺屋町、肴町、八幡町、鉈屋町が一緒になることの重要性など議論。

 

  • 平成28年8月14日: 株式会社盛岡バスセンターより質問状への「回答」受理
    「公的なものを除き個別の対応を控える」旨の回答を受理

 

  • 平成28年8月18日:盛岡市関係各課と「考える会」意見交換 (盛岡市:市街地調整課、経済企画課、交通政策課)
    現状における盛岡市と株式会社盛岡バスセンターの考えや、今後の流れについて、「考える会」から質問。考える会

    既存施設利用を選択肢として比較するために、解体する結論付けを先延ばしすることを提案。

    盛岡市

    施設解体は所有者が安全性から決定し、施設の引取はリスクがあり難しい。盛岡市は公民連携による新施設整備を検討中で、にぎわい創出が必要

    のと質疑応答がなされた。

  • 平成28年8月23日:盛岡市関係各課と「考える会」意見交換 (盛岡市:市街地調整課)
    8月29日に開催予定の盛岡市民ワークショップについて、市街地調整課へのオブザーバ参加をお願いするため打合せ協議。

 

  • 平成28年8月29日:考える会第7回〜「盛岡市民ワークショップ:盛岡市民の考える、よりよいバスセンターとは」(盛岡市市街地整備課よりオブザーバ参加、盛岡市議会議員を含む約25名参加) 〜
    4つのワークショップテーマ、
    A→施設・設備の整備
    B→バス乗り場・停留所の配置
    C→河南地区の活性化とバスセンター
    D→バスセンター自体の運営の仕組
    E→観光拠点としてのバスセンターそれぞれについてグループ討議がなされ、施設リノベーションによる明るいイメージへの期待、バスセンター機能としての向上、河南地区の活性化への期待、新しい運営組織の提案、観光拠点としての期待など、保存改修を強く求める議論が交わされた。

 

  • 平成28年9月5日:盛岡市関係各課と意見交換 (盛岡市:市街地調整課、経済企画課)
    盛岡市

    盛岡市と株式会社盛岡バスセンターとは現施設の地下構造物撤去をする条件で交渉、土地買い取りは9月末を目処に契約したい

    考える会

    盛岡市が考える「官民連携」の選択肢に、既存施設利用を加えること、市民にオープンな官民連携協議を進めて欲しいことお願い

 

  • 平成28年9月22日:考える会第8回〜「バスの日まつり」と「盛岡バスセンターまち歩き」(12名参加)〜
    盛岡バスセンター起点とし、バスを利用した内丸と中の橋界隈、鉈屋町、松尾町、肴町のまち歩きと、「バスの日まつり」を堪能。 まち歩き後の意見交換には10名が参加、あらためて盛岡バスセンターの良さやスイッチバックの利便性と価値、周辺地域に馴染む施設特有の雰囲気、多くのお年寄りに利用され親しまれていることを実感、新しい施設では今のバスセンターの良さは再現できない、などの意見が交わされた。

 

  • 平成28年9月29日:盛岡市長へ「公開質問状」提出

 

  • 平成28年10月19日 公開質問状の「回答」受理

 

  • 平成28年11月2日 盛岡市長へ「公開再質問状」提出

 

平成28年9月29日:盛岡市に提出された公開質問状の内容とは?

盛岡バスセンターから考える会では、
「いわて景観まちづくりセンター」「盛岡自転車会議」「文化地層研究会」の連名により、日盛岡市長へ直接提出。
出席者:盛岡市長、都市整備部長、都市整備部 市街地整備課長、商工観光部 経済企画課長、建設部 交通政策課長

  •  「盛岡バスセンター」の交通拠点としての価値、歴史的価値、観光や景観的価値についてどのような評価と認識をお持ちでしょうか。

 

  • 盛岡バスセンター株式会社との協議にあたり、経済的・技術的観点から、盛岡市による独自調査の実施と専門家による判断はなされていますか。 なされていない場合、土地と建物を同時取得し、その後に調査を実施するという選択肢はありますか。もしなければ、その理由の説明をお願いします。

 

  • バスセンターの再整備にあたって市民の声はどのように反映されますか。

 

  • 盛岡バスセンター再整備に於ける盛岡市が検討中の官民連携事業について、保存改修によるリノベーションを選択肢のひとつとすべきと考えますが、いかがですか。

 

盛岡市長より

盛岡バスセンターは地域のして大切な役割を持つ施設であることから、“盛岡バスセンター株式会社”の意向を尊重した上で、優先的に交渉を進めており、施設の安全性の確保から、“解体”の意向を受入れ施設取得を決断した。盛岡バスセンターは、中心市街地と河南地区の活性化をになう施設として、にぎわいを創出していくものでなければならない。また、現在の2階層施設の限界や、施設機能としての要望を組み入れ、これまで以上のにぎわいをもたらす施設するなど、様々な課題がある

というお話があり

考える会からは

これまで盛岡市は、“もりおか歴史文化館”など、古いものを活用してきた実績がある。盛岡バスセンターには新しい施設にはない観光価値があり、“鉈屋町”などがそれを証明している。昭和の資産は今後重要になるので、大都市には出来ないことをぜひ盛岡市がやって欲しい」、「今が後世に素晴らしいものを残すチャンス、結論を出すのは保存活用を検討してからでも遅くはない、ぜひとも盛岡市長には英断をしていただきたい」、「これからの人口減少社会のなかで、地域との繫がりを考えた施設計画をぜひ検討してほしい

という要望を追加でお願いした。

盛岡バスセンターの解体工事が開始した今でも、盛岡バスセンターから考え会の活動は続いています。
もりおか日和では、今後も動向に注目し更新していきます。

盛岡バスセンターの今後は?

  • 2016年10月盛岡バスセンターの解体工事が開始
  • 2016年10月1日から仮設乗降所が設置される
  • 2020年を目標に、盛岡市はバスターミナルの機能を残しつつ、地域ににぎわにを生む複合施設の作る

ABOUTこの記事をかいた人

Itsuki

“I wii continue to post a photo of Tohoku and Morioka.”盛岡や東北を散歩するのが好きです!楽しい・美味しいを共有したくて個人ブログやってます。いしがきフェス2017の期間中、ブログに1万人(1万PV)以上の方が訪れてくれました♪